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『風の旅人』 33号

FIND the ROOT 永遠の現在

刻と哀

自己を満たす愛
他者を満たす哀

望月通陽

The modern industrial state 中国

© エドワード・バーティンスキー

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インドの寡婦たち

© 山下隆博

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鬼哭の島

© 江成常夫

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vol.33 2008年8月発行

定価 ¥1,200(税込)
全150ページ 30×23cm

 哀しいものは美しく、美しいものは哀しい。
 人は誰でも自らの心のなかに時を刻んでいきますが、その刻みは、他者や物事との関係で変化していきます。
 この地球上には様々なことが起こり、生きているあいだに様々な出会いがありますが、それらの一つ一つが自分のなかにどう刻まれるかは、どう関係するかによって変わってくるでしょう。
 長さではなく、ものごとの刻まれ方が、人生の固有性を表すように思います。表現もまた、その形に表現せざるを得ない”必然性”、すなわち対象と自分との関わりの深さが、固有性につながり、その固有性こそが表現の強さでしょう。
 単に見た目の変化だけで差別化をはかるものではなく、必然に裏打ちされた固有性のあるものが人の心に深く刻まれ、生きていく。
 今日の世界の様々な出来事は、人間に哀しみをもたらすことの方が多いですが、それでも、哀しみによって刻まれる心の襞が、人の関係を深く育んだり、美をつくり出すことも、厳粛なる事実です。
 

雑誌『風の旅人』編集長 佐伯 剛

【 表紙・裏表紙 】

望月通陽

【 写真 】

【 文章 】